泣けるゲーム「からっぽのいえ」雰囲気・BGM・ストーリー全部が切ない

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「涙を誘う」ともレビューされる、滅亡系ノベルゲームを紹介する。「滅亡系」というのは管理人が勝手に付したもので、人類滅亡や荒廃など、誰もいなくなった荒涼とした世界観を味わえるゲームのカテゴリー。

ストーリー

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人がいない(死んだ?いなくなった?)家を守り続けるロボットが主人公。家を強くするたびに記憶データを失う、とは、どういうことなのか。

 

ストーリーといえるストーリーはこれだけ。壮大な前置き等はなく、ゲーム進行とともに過去の物語が明らかになっていく。

 

システム

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空中に浮かぶシステムロゴマークのようなものをタップすると、ミサイルで迎撃する。家を守る、という設定なので、このマークは家に迫る危機なのかもしれない。

 

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タップするほか、放置することでもミサイルを定期的に発射する。タップでの迎撃は進行速度が早い、放置での迎撃は他のことをしながらゲームを進めることができる。早く進めたい人はタップ、ゆっくり遊びたい人は放置で。

 

ロゴを1個撃墜するごとに、右下の数字の分子が増えていく。規定値まで達すると、ストーリを進めることができる。

 

30秒間有効なWi-Fiのようなマークは、敵を大量に呼び出すことができるボーナスアイコン。いちど使うと10分間のインターバルが必要。動画広告で即復活は1度まで可能。

 

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最初の段階が溜まった時点で、ロボットが□で強調される。ロボットをタップしてみよう。

 

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10枚の文字入り□がずらりと並ぶ。最初に解放されるのは、左上の□だ。ここをタップすることでストーリーを読み進める。

 

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中身はかなりボリュームがあり、基本、ひらがなで記述される。一部は英数字。ひらがなオンリーで始めは拙い印象を受けるが、ロボット主観の物語をじっくりと追っていけば、その光景が脳裏にリアルに描写されるような引き込まれるような展開を体験することができるはず。

 

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人の感情に寄り添うように「プログラム」されたロボットの思考なのだが、それでも、無垢に女の子に寄り添おうとするロボットの心に、しょっぱなのストーリーの時点で感情を揺さぶられる感じ。

 

で、物語の最後は・・・

 

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この記憶を消し去ることになる。

 

「しない」を選択するとストーリーは進まないので、クリアを目指すなら、記憶を消すしかない・・・。

 

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記憶を消すと、左上の記憶が「1010100011・・・」の羅列で埋め尽くされ、記憶が消去されたことを示す。なんとも切ない瞬間である。

 

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家を守るために、アップグレードする必要がある。思い出の家を壊されるわけにはいかない。けれど、アップグレードするたびに、記憶を消していかねばならない。最後はものいわぬ強力な殺戮ロボットになって、悲しく永久に家を守り続けることになるのか・・・?

 

なお、次のストーリーは分母が増えて、再びロゴを撃墜する必要がある。

 

感想

  • 心温まるストーリー
  • 切ないBGM
  • 荒涼とした雰囲気と背景
  • 消える記憶と切なさ

なんだろう、ゲームをクリアする頃には、心に大きな感情がぽっかりと広がっている気がする。これは、読み進めたら、涙は回避できない予感しかしない。

ゲーム自体は放置でも十分に先に進める。というか寝ている間に音を消して、起きたら撃墜が完了している、くらいのペースでも十分だと思います。

みなさんにも、この切なさを経験して、共有していただきたい。広告もほとんどない、優良なゲームですので。

 

追記:バックグラウンドでも、撃墜数は増えます。アプリを開きっぱなしにしなくてもOK。

からっぽのいえ

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