アニメ「甲鉄城のカバネリ」がアプリゲームになって登場。
TVアニメ原作スタッフが再集結して送る正統続編、アニメで活躍した甲鉄城の面々に加えWIT STUDIOが描く新キャラクターも登場、新しい物語を紡ぐ。「小松昌平」「黒沢ともよ」「梅原裕一郎」など大人気声優陣が演じるフルボイスアドベンチャー!
・・・という壮大な仕上がり。というわけでプレイしたみた感想をザックリとお伝えする。
オープニング
カバネという怪物が人間を食い荒らすという衝撃的な幕開けをするこのゲーム。実は管理人はアニメを観ていないので、「なんだこのゾンビは!?」という印象でした。
戦国時代と鉄道、という時代的にも相いれないはずの要素がブレンドされて、時代物SFというちょっと新鮮な雰囲気を醸し出しているこの作品。オープニングを観ているだけでも、もとのアニメに興味が湧いてくる。
!?
完全に油断していた。気が付いたら女の子が食われたり、子供が殺される演出が流れ始めた。おいおい、未来を担う宝が、こんなに簡単に散っていいものなの!?それとも原作アニメは、そういう修羅な一面を持っているのか。ここ最近、ほのぼのしたゲームしかプレイしてなかったから、余計にびっくりしたわー。やってくれるね。
戦闘は自動要素多し
少しプレイしてみたのだけれど、カバネリ乱は自動要素が非常に強い(戦闘に関して)。どのキャラでパーティを組むかは事前に編成が可能だが、いざ戦闘となると素早い順から順次攻撃を仕掛けていく。ターゲットを決めて集中攻撃をすることも可能だが、プレイヤーがコマンドを選択しなければゲームが進まない、というような冗長なものではない。さくさくと進んでいく。
RPGではお馴染みの、有利不利の属性も存在する。強敵が出現するクエストでも、その属性に強いメンバーで編成すれば打開できるかもしれない。
なお、各キャラには技能があり、これは行動順に関係なく即座に発動できる。チュートリアルでは葉矢の「ダメージ+バフ」技能を試すことができる。
というわけで技能のGIFを置いておく。なんというか、サービス精神旺盛だなと感じる。喜べおっさん!
ってなわけでチュートリアルはあっさりと終焉を迎えるのであった・・・。
アニメ顔負けのアニメーション挿入
めちゃ綺麗なアニメが流れて、自分がゲームをしていることを忘れるくらいの出来だった。(編集が恣意的なのは許してほしい)原作ファンには、たまらないのかね。1期で終わってるアニメらしいので、ある意味2期を望んでいた人には御馳走なんでしょう。まぁ、ネットの評判では、アニメは途中で失速した感が否めない、とのことですが、こればっかりは実際に見てみないとわかんないですからね。プライムビデオで配信しているようなので、観てみます。
ガチャ30連の結果
チュートリアルが終わってゲーム本編をDLしたあと、ガチャを30連回せる機会が訪れます。ここで自分の満足のいく結果が出せるかどうかが、リセマラするかしないかの分かれ道になるかと。では、管理人のガチャ30連結果をご覧ください。
死亡\( 'ω')/
というわけでリセマラ推奨です。ただ、DLするデータ量が半端じゃないので、別の作業しながらリセマラした方が良いですよ、これは。
総評
中身はスタンダードなRPGっすね。目新しさは特にない。今回紹介したゲームはアニメ(原作)の恩恵を受けています。ストーリー背景やキャラデザイン、キャラボイスなど、従来のファンがすんなり入ってこれるような魅力が詰まっている。が、管理人のようにそもそもアニメを知らない勢にとってみれば、どこが魅力に感じるかと言えばゲームシステムであったり、ムービーであったり、キャラデザインであったりするんですよ。さてさて、ではムービーはどうか?というと、これは綺麗でしたね。素晴らしいと思います。これを眺めているだけでも、十分に楽しめるコンテンツだと感じます。が、ムービーを見るだけならアニメを観ればいい話ですからね。それではゲームシステムは?というと、特段目新しさはなし。キャラデザインに関しては、好き好きってところでしょー。
じゃ、結局総評は?というと「このゲームはよくもわるくもファンゲームだな」ということです。ゲームとして優秀かといえば普通。カバネリファンにしてみれば「神ゲー!」となるかもしれない。先般、公開された「ロマサガRS」もそうですね。あれもファンゲームなんですよ。BGMとか戦闘システムとか。ファンだからこそ、馴染むし、楽しめる。「所詮ファンゲーム」と切って捨てるには早計で、これから頑張り次第では従来ファンだけじゃなく新規のファンも獲得できるかもしれない。そのためには肝心のゲームシステムをしっかりと構築して、アンバランスな難易度にせず、多くのプレイヤーに受け入れられるような仕上がりにしなければいけません。
このゲームをきっかけに、アニメ「甲鉄城のカバネリ」のファンになる人もいるかもしれませんしね。従来のファンからお布施を撒き上げるだけのファンゲームにならずに、素敵なゲームとして愛されることを期待します(^◇^)