絵柄だけじゃなくBGMも素朴、しかもゲームバランスが絶妙なアドベンチャーRPG「伝説の旅団」を紹介する。
- 左右で攻め合う自動進行戦闘
- HPゲージとMPゲージ
- スキル発動
- トドメめの一撃でHP回復ボーナス
- HPやMPは次の戦闘も持ち越し、町まで回復手段なし
- 盾役、飛翔キャラ、アーチャーなど多彩なキャラを使いこなす
- 戦利品(宝箱システム)
- 旅団レベル3で実績報酬解放
- 旅団レベル5でガチャシステム解放
- 総評
左右で攻め合う自動進行戦闘
自動、とはいっても「GO」を押さなければキャラは前進しない。敵は構わず前進してくるから、いずれは接触してバトルが始まる。「GO」を押せば、相手が全滅するか、こちらが全滅するまで戦闘は自動で進行するぞ。
HPゲージとMPゲージ
頭上のバー、赤はHPゲージ、青はMPゲージ。
HPゲージがなくなると、キャラは戦闘不能になる。MPゲージがなくなると、スキルを発動できなくなる。MPゲージは攻撃時または被攻撃時に少しずつ貯まる。
スキル発動
スキルゲージ満タンで右下のアイコンがアクティブになる、タップすることでスキルを発動できる。主人公のスキルはヒール。ただ、そこまで大きくは回復しない。再使用には、再びスキルゲージを満タンにする必要があり、連発は不可。
トドメめの一撃でHP回復ボーナス
最後の敵にトドメを指すことで、そのキャラクターのHPが(割合で)小回復する。
HPやMPは次の戦闘も持ち越し、町まで回復手段なし
このゲームの特徴として、戦闘後に回復などは原則、しないところ。つまり、特定のキャラがボロボロになるまで使い果たすと、町に辿り着くまでに戦闘不能になってしまう可能性があるのだ。
これを防ぐためには
- 入れ替えなどでバランスよくキャラを使う
- 戦闘で上手に立ち回る
- ヒールやトドメのHP回復を利用する
などの対策が考えられる。非常にゲームバランスのとられた、考えられたシステムだなと感心する。
盾役、飛翔キャラ、アーチャーなど多彩なキャラを使いこなす
敵の攻撃を一身に浴びる盾となり、その隙にほかのキャラクターが敵を攻略するなどの戦法も有効。なお、敵に攻撃した際は「ヘイト値」が設定されており、ある程度の攻撃を受けると怒ってそちらにターゲットが移るなどの設定があると思われる。これをぶった切って自分にターゲットが集まるような「引き付け」のようなスキルを、盾役は持っている。
空中の敵には、地上からの攻撃は当たりにくい。なので、そのような敵にはこちらも飛翔キャラをぶつけていく必要がある(地上キャラでも倒せないことはないが、被害も大きくなる)。ただ、飛翔キャラの場合はアーチャーの攻撃にはからっきし、という特徴がある。敵が多数の飛翔キャラで編成してきた場合は、こちらもアーチャーを用意するなどの迎撃態勢が求められる。
戦利品(宝箱システム)
定期的に「宝箱ステージ」があり、戦闘勝利後に任意の5つの宝箱を開けてEXPボールなどをGETできる。基本、EXPボールはここでしかGETできないので、貴重な機会だ。マナを消費して「すべて開ける」を選択してもいいかもしれない。
EXPボールはキャラクターのレベルアップに欠かせないアイテム。敵が強くなってくれば、キャラの強化は必須。スキルレベルも上げることができるほか、キャラのレベルが一定値に達すると新たなスキルを習得可能だ。
旅団レベル3で実績報酬解放
実績を積むことで「コイン」を獲得できる。これは後述のガチャシステムで利用する通貨だ。
旅団レベル5でガチャシステム解放
ここでは、さきほどのコインを使用してガチャを引ける。金のガチャは、戦士の魂と呼ばれるアイテムのみが出るガチャ(戦士の魂は20枚集めるとその戦士を仲間に加えることができる)で、最低でも大当たりが1個入っている。コインを700枚集めて、この宝箱を引くまで頑張りたい。なお、初期のボーナスなどで簡単に引けるものではなく、おそらく2時間少々はゲームをプレイしないと引けない。このことから、安易にリセマラを推奨するようなゲームではないことがうかがえる。ガチャよりも中身で勝負。
なお、コインは金ガチャで使用するほか、道中で出会う旅の商人からアイテムを購入する際にも使える。
総評
開発会社のコンセプトは、お金儲けありきではなく、作りたいゲームを作るというものらしい。このご時世で凄い気構えだなと。つまり広告だくにしてみたり、ガチャで射幸心をあおるのではなく、魅力的なゲームの中身で勝負しようということか。
確かに、遊んでてもその意気は伝わってくる。素朴な絵柄とBGM、それでいてしっかりしたゲームシステムとバランス。いつのまにか没頭してしまう謎の魅力・・・。片手間では作れないだろう。
少し、テンポが遅めかな?と感じるところはあるけれど、ゲームの雰囲気的にはこれくらいのんびりしてても良いのかなぁと。
ってなわけで、遊んでみてください、伝説の旅団。
ゆっくりじっくり。