洋ゲーながら奥深い戦略が味わえる、タワーディフェンス大好きなあなたにお勧めしたい一本を紹介する。
チュートリアル
出撃・攻撃
カウントダウン後に戦闘開始。今回の舞台は空中に浮かぶ小島。
目的はひとつ、敵の船破壊である。自軍ユニットをフィールドに配置して敵の防衛網を突破し、敵艦を破壊すべし。
コストを使用してユニットを配置する。配置できるエリアは限られており、戦況に応じてエリア(前線)が前進したり後退したりする。
ユニットは配置後、自動的に敵陣目がけて行軍を開始するので、プレイヤーで操作する必要なし。重要なのは、「どこに」「どのタイミングで」配置するか。
ユニット配置にはコストが必要。これは時間経過でチャージされる。
もちろん、敵もユニットを配置してくるが、チュートリアルの敵は非常に弱いので、肩の力を抜いて気楽に仕組みを学べる。
1/3レベルのまとめが表示される。
次にいこう。
発電所・バリア・テックレベル解放
4コストを使用して「発電所」を建てることができる。件数は3までで、建てられる場所は決まっている。
発電所を建てると、自然回復するコストの量が増える。4コストを使用して発電所を建てるか、ユニット配置にエネルギーを温存するか。戦略に幅ができる。「発電所建てるのか普通じゃないの?」って思うかもしれないが、マルチプレイでプレイヤーと対戦していたら、意外なことに、発電所をゴリゴリ建設するプレイヤーは少ない。かといってそのプレイヤーが弱い、というわけでもないので、「発電所を建てないで勝つ」という戦略も当然のようにある。
チュートリアル2/3ステージでは敵が火炎放射を放つユニットを配置してきて、明らかに1/3ステージより強さが上がっているほか、「バリア」が導入されている。このバリアをまず破壊しないことには、敵艦に攻撃を加えることはできない。もちろん、自軍にもバリアは存在する。
テックのアップグレードとは、コストを使用して解放することで、より高次のキャラクターを配置できるようにすることである。デッキに組んでいるキャラクターでアップグレードが必要なキャラは、これを行わないと配置できない。
ヒーロー必殺技と配置
ヒーローにはそれぞれ、固有のアビリティがある。デフォルトの主人公、クロのアビリティはアーケインブラストで、隕石を落とすことにより範囲内の敵や施設にダメージを与えることができる。
雑魚は一発で蒸発させることができる。嫌らしい遠距離キャラクターに責め立てられている場合などに有効なほか、敵が固まっている場合も一挙殲滅を狙える。1コストで発動できるので、隠し玉としてとっておく戦略もアリ。
ヒーローもフィールドに配置できる。クロは配置すると、前方にシールドを貼ったロボットを展開し、ある程度の攻撃を防ぐことができる。クロ本体は、遠距離単体攻撃を繰り出すキャラとして活動する。ヒーローが倒れても、自船が落ちなければ敗北にはならない。
ヒーロー配置時はカットイン演出があって、雰囲気が出ている。画像は敵軍がヒーローを投じてきた場面。相手側も必殺技やヒーロー投入を行ってくる。
以上、チュートリアルを紹介した。
限られたコストとデッキで、発電所・テックアップグレード・キャラ配置・必殺技・ヒーロー投入をどのタイミングで、どのように行っていくのか。これが戦略の全てである。
マルチプレイ(対人戦)が熱い
チュートリアル終了直後から、いきなりマッチング’(対人戦)が始まって「え、ちょ、まだ心の準備が・・・」とか言ってる間もなく無慈悲に戦闘開始。どうもアメちゃんは対人戦がお好きなようで。
まー、実際にやってみたら、面白いこと面白いこと。激熱。なんせ相手は人間様ですので、ありとあらゆることをやってくる。直線的に決められたプログラムではない行動を見て、ネットワークでの対人戦ならではの面白さを痛感せざるを得ない。リアルに感じるのは面白さだけじゃなく、悔しさや戦慄も当然、ある。めちゃ上手なプレイヤーに打ちのめされると、悔しさと尊敬と、さらに「こんな戦略もあるのか」と学ばせてもらえる要素もある。チャット機能?もあるのかな、画面には吹き出しのマークもあり、煽り合いができる仕様ならちょっと危ないなとも感じる。
マルチプレイ2連勝して「え、なに、世界のプレイヤーは雑魚なっか?」とか調子こいてた3戦目。発電所を建てて、特に動きのない相手。テックレベルは挙げているようだが、不気味な沈黙を守っている。えーい、ならばこちらから攻めてやる、とばかりに舞台を展開したはいいけれど。
手前まで引き寄せられた挙句にブルドーザーのようなキャラクターを前面にした一軍を放ってきて、あれよあれよというまに自軍のバリアは崩壊。えー、なにが起きてるんだ・・・
うわー完全にやられた(笑)完敗。
まず学んだことは、
発電所建てる→テックをアップグレードする→キャラを順次配置する
というテンプレ通りの戦略では勝てない敵もいる、ってこと。相手の出方を見つつ、しっかり引き付けてから攻勢に出るのも有効な場合がある。
それと、最初に手札を使い切ってしまうと、敵がガンガン攻めてきた時にそれを迎撃するために配置できるキャラが手札になくなっている。後手に回ってしまう。キャラを配置する場合に無効な配置、というか無駄な配置もあるっぽい。これを最小限にする。それと、当然、デッキもしっかりと強化して考えて組む必要があるのだろう。
おわりに
ここでは紹介できなかったけど、マルチプレイも同盟を組めるなど、深く楽しめる要素はたくさんある。これらコンテンツはゲームを進めていくうえで逐次解放されるので、気長に遊ぶことをお勧めしたい。課金システムにより、強制広告が流れるなどの邪魔は入らない。無料でも十分に遊べるタワーディフェンスとして優秀なゲーム。
対人戦好きは、かなり長く遊べるんじゃないかなー。なんせ世界中の人間が相手になるので、マンネリ化はしないはずです。
プレイ動画