「OPUS:魂の架け橋」音楽と雰囲気が最高な人類滅亡系アドベンチャー

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iTunesで推されてた、人類滅亡後のアドベンチャーとして何気なくプレイしてみたら、気づけば1時間以上経過していた、という恐ろしい(誉め言葉)ゲーム。何故だろう、凄く先が気になって気になって。他のことも手につかなくなるくらい夢中でプレイしてしまった。今回は無料で遊べるところまでのレビューだけれど、これを見て興味が沸いた人は是非ともプレイしてほしいし、課金して完全版をアンロックして魂の結末を見届けてほしいです。 

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ノーマルモードとストーリーモードがあって、今回はストーリーモードの紹介。

ゲームシステム

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宇宙葬と呼ばれる、選ばれし巫女たちによる魂の葬送の儀が主人公の町で行われることとなり、幼い主人公は無垢な気持ちでそれを眺める。そんな過去の記憶から物語は始まる。

 

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追想ながら操作が可能で、ここで基本的なキャラの動かし方を学ぶ。視点はほぼ真上から俯瞰的に見たものとなっている。静かな音楽とモノクロ調のイラストは、自然と心落ち着かせる効果がある。

 

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人混みの真ん中を進むとイベントが始まる

 

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時は過ぎ。人類は疫病という大きな厄災に見舞われ、地球の全人口は1/10000に減じてしまう。この設定が「人類滅亡系」たる所以。当然、これ以降は人間と出会うことはない(主人公とパートナーの巫女を除く)。

 

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主人公は日々、宇宙葬を望む地球上の彷徨える魂の声が聞こえてノイローゼ気味になっている。その中で、パートナーである巫女と「ロケットの打ち上げ」のために材料を集めてアドベンチャーを繰り広げることになる。魂を救済するためには、宇宙までロケットを飛ばして浄化する「宇宙葬」を執り行う必要がある。

 

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基地となるロケット工場を基点として、ロケットのもととなる材料を集め、それを巫女が作り上げることで物語は進行する。

 

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マップには電動のこぎりや防寒着などを用意しなくては進めない箇所もあり、ロケット作りと並行して探査力を上げる必要がある。

 

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過酷な環境下(人類滅亡後の廃墟探索)の最中で、主人公の記憶は断続的に思い起こされる。そのたびに、物語にはかなりの奥深さがあるであろうことが想起される。

 

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ガサツな一面もあるが、基本的に魂を救済すべく慈悲の心を持ち合わせる巫女の心性に触れ、わずかにではあるが頑なか心を氷解させる主人公の心の行く末も、物語を楽しむ上での重要な要素となる。

 

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ゲーム全般において神秘的であり、かつ寂寞の情を惹起する音楽にも魅了される。このゲームはヘッドフォン(イヤホン)推奨、しかもサウンドトラックまで用意されているというのだから、力の入れようが想像できる。

 

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何気なく通った壊れた車から材料を獲得したりするワクワク感、突如風力発電のプロペラから落下物があるなどの油断の出来ない雰囲気。こういうところが、「冒険している」というリアリティを産んでいるのだと思う。

 

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最初のロケット「13号」を打ち上げるも、宇宙葬には至らず、だが打ち上げ自体は成功でまた一歩前進、という手ごたえを得ることができる。ここまで苦心して材料をそろえて飛ばしたロケットであるから、その発射シーンはひとしおの達成感を感じ取ることができるだろう。

 

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主人公はここで怪我を負い、巫女に手当てを受けながら1か月の歳月が流れる。ここで無料体験は終了、ここから先はアンロックの課金が必要になる(240円)。これまでは全画面広告が飛び出したり、おかしなタイミングで広告が入るなど不思議で魅力的な物語に水を差すような作り方はされていない。開発陣がこのゲームにかける愛情を感じ取ることができる。

 

感想

この先のストーリーが、純粋に気になる。救われぬ魂たちは、無事に宇宙葬で仲間と永遠の存在になることができるのか。主人公の過去にいったい何があり、ここまで意固地な性格になってしまったのか。そして、心を完全に氷解して、澄んだ精神を身につけることができるのであろうか。巫女は?魂の救済を成し遂げることができるのか。ほかの巫女と巡り合うことは可能なのか。そもそも、ほかの人類とは、生きて会うことができるのであろうか。もっとも気になるのは、道中で手に入れた材料は、この先、どんな形で活用できるのか。戦闘要素はあるのだろうか(この雰囲気で戦闘、というのはあまり想像できないが、あればあったで、ますますサバイバル感が出て面白そうだ)。今回はストーリーモードだけを紹介したけれど、ノーマルモードでの世界開拓ってどんな感じなんだろう。

 

などなど、妄想は尽きないのである。だから、先に進むために240円を投じるのは決して高い買い物ではないと思う。

 

プレイ動画

youtu.be

 

OPUS: 魂の架け橋

OPUS: 魂の架け橋

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